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POS連携 × EC・ネットショップ&リアル店舗で在庫軽減。小売業は導入要検討

2022.12.22

INDEX

    ネットショップとクラウド連携するPOSシステム。すでに一般的な言葉となっているが、果たしてそれは本当の意味で正しいのだろうか。ネット注文情報を即座に実店舗と共有できる?複数店舗の在庫連携が可能? POSシステムの現状をパワクラと比較しながらお届けする。

    販売チャネルが拡大すれば管理は膨大に。POSと在庫のクラウド連携が必須

    小売業にとって商品を販売する上で、もはやPOSシステムとネット(ショッピングモール&ECカート)とのクラウド連携は欠かすことはできない。物流センターのような大きな倉庫を自社で持つ企業であれば別だが、多くの小売企業は実店舗で商品を管理するケースが大半。複数店舗であれば、さらに手間は膨らむため、POSの導入が必須となっている。

    さらに現代の小売業で不可欠なのは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのショッピングモールや自社ECサイトでのセールスであり、結果的に実店舗とのリアルタイム連携が求められる。エクセルなどを使った原始的な管理方法では到底対応できず、管理側の費用対効果も低いと言わざるをえない。自ずとクラウド連携に対応したPOSシステムの導入が事業戦略として妥当な選択となる。

    店舗自体が倉庫になっているという小売店も多い。複数店舗になれば管理は自ずと難しくなる

    繰り返すが、ネットと実店舗というインタラクティブな販売チャネルがあるにもかかわらず、手動での管理は手間が甚大。例えば、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングに加え、自社ECサイトで商品を出品すれば、4ヵ所での登録作業が発生する。さらにネットと実店舗を別々に分けて在庫管理する必要があり、売れている場所に商品を適宜投下できなければ、販売機会を逃すことになる。特にアパレルなどはトレンド商品であることから、そのシーズン内で売り切らなければセール処分または廃棄となり、利益低下に直結する。

    複数のモール、ECカートを手作業で管理するのは非常に大きな負担

    一方、POSシステムを導入すれば、すべての在庫を同時に管理し、あらゆるチャネルでセールスすることができる。さらにebayなどの海外規模のショッピングサイトにも出品できることから、いわば日本にいながら世界へのマーケット進出も可能。販路拡大としてはこれほど簡単な方法はない。POSシステムを利用することで、国内のみならず世界にも発信し、しかもリアルタイムで一元管理できるメリットは大きい。

    顧客管理や在庫管理という点でも利便性が際立つパワクラ。オンラインとPOSのクラウド連携はもはや不可欠

    ネットでの販売管理のイノベーション。テクノロジーが業務効率を劇的に改善

    ここでPOSシステムとネット販売のクラウド連携について解説する。それには、まずパワクラが2015年からシステム連携している、EC・ネットショップ運営を自動化・効率化する「NEXT ENGINE」と「Robotシリーズ」に触れないわけにはいかない。

    契約社数4,000社超え、利用店舗数40,000店舗超えのNEXT ENGINE。出典:NEXT ENGINE公式

    NEXT ENGINEとRobotシリーズは、ともに機能としては、Amazonなどのモール、そして多くの小売業で導入されているMakeShopやカラーミーショップなどのECカートと連携し、受注、在庫管理、商品登録、決済連携、送り状送付、倉庫連携、POS連携、メール自動送信、仕入れ・発注、分析などのオンラインショッピングに不可欠な機能を自動で行うというもの。これまでは各モール、各カート別で管理しなければならなかった設定を一元管理できるというのが最大の強みとなっている。

    注文が入ってからユーザーに確認メールを自動で送信、出荷後の発送連絡メールも自動で対応し、フォローメールもしてくれる。新商品が到着すれば商品情報を全モール、ECカートに一括反映。在庫においては、自動で複数サイトの在庫数を連動。また特定のネットショップのみで在庫を持たせたいときは、個別で登録するといった細かい設定も可能なので、戦略的な仕分けもできる。

    プレミアムプランでは業界最速1分で在庫連動ができるRobotシリーズ。出典:Robotシリーズ公式

    NEXT ENGINE、Robotシリーズともに特徴があり、まずはNEXT ENGINEから説明する。同サービスは対応できるモール・ECカートの数が圧倒的ということ。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった有名どころをはじめ計18のモール、そしてECカートにおいては国内2大カートであるEストアーやMakeShopほか30のサービスに対応し、さらにebayをはじめ、Shopify、BUYMAといった世界的にも知られるECカートも利用が可能(対応モール・カート一覧)。ちなみに前述したebayは、世界で1.6億人のユーザーがおり、販売者は2,500万人、インターネットオークションでは世界最多の利用者を有するメガサービスで、日本でも年々ユーザーを増やしている。

    パワクラとzaiko Robotの連携でバックヤードが安定!
    新たな販路拡大もスムーズに!
    導入事例 株式会社楽山荘

    パワクラが独自で開発。ネットで注文が入ると店舗にレシートで取り置きを指示

    パワクラのようなショッピングモール、ECカート、さらに実店舗までリアルタイム連携できるPOSは現状多くはない

    Robotシリーズは商品管理「item Robot」、在庫管理「zaiko Robot」、受注管理「Robot-in」の3つのサービスからなり、それぞれ単独でも利用可能。Robotシリーズは、NEXT ENGINEほどのモール・ECカートには対応していないが、魅力的なのが価格(お客様の声)。NEXT ENGINEは受注件数400件までは月額10,000円となっているが、それ以降は1件あたり25円(数が増えれば、1件コストは逓減していく)。

    一方、Robotシリーズでは、楽天市場に出店していれば「item Robot」は無料で、「Robot-in」は200件まで月額3,000円、300件まで月額6,000円と受注件数に応じて上がっていくものの上限は15,000円。「zaiko Robot」は500商品まで月額1,500円(×ショップ数)となっている。NEXT ENGINEとRobotシリーズのどちらを選択するかは、出店するモール・ECカートの種類、また見込まれる受注件数によっても変わってくるだろう。

    そして、RobotシリーズとNEXT ENGINEは、POSと連携してこそ、その価値を増大させる。もちろんネット販売だけであれば、こと足りるかもしれないが、実店舗を持つ場合はそう簡単にはいかない。何より実店舗との連携が必須となってくるからだ。

    顧客のニーズを受けて、パワクラで開発した仕組み。レシートであれば、すぐにショップスタッフも気づくことができる

    仮に実店舗に置いてある商品がネットで売れた場合、パワクラでは店舗のレジからレシートを自動で出力させ、取り置き指示を伝えることが可能。慌ただしく現場で動いている実店舗のスタッフにメールを送っても対応は厳しいが、レジ横に置いてある機械からレシートがプリントアウトされれば、すぐに気づく。アパレルで怖いのはネット販売でのクレームであり、このご時世であれば、どこかに書き込まれてしまう可能性も否めない。また、売り越しは小売業にとっては看過できない問題であり、避けたい大きなトラブルの一つ。ちなみにこうしたレシートでの通知の仕組みは、パワクラがオリジナルで開発したもので、同サービスの強みともなっている。

    パワクラのネット連携機能はリリースからすでに8年が経っているが、「もうこの機能なしで店舗在庫を回すことは考えられない」と語るユーザーも多い。パワクラ担当者は「アパレル関係は売り越しに対して特にシビアです。毎シーズン、違う商品を製造していますから追加オーダーはなく、1点ものであれば特にトラブルにつながりやすい。こうした問題に苦しまれているアパレルの方から要望があって、弊社で開発したという経緯があります」と話す。

    パワクラとzaiko Robotを導入後、売り越しが減少
    導入事例 株式会社楽山荘

    アパレルにとって売り越しはどうしても避けたいトラブルの一つ。パワクラであれば、そうした心配事も回避できる

    パワクラユーザーの65%が他社からの乗り換え。現場のニーズを反映した機能が高評価

    ネットと実店舗の連携に優れているパワクラ。顧客管理機能やLINEでのプロモーションなど実利を追求した機能も充実

    また、在庫に関していえば、複数の実店舗を連携できるのもパワクラの強み。NEXT ENGINE、Robotシリーズでは複数のネットショップの管理はできるものの、それと同様な仕組みをPOSシステムに組み込んでいるサービスは少ない。本記事の冒頭に「ネットショップとクラウド連携するPOSシステム」という言葉が一人歩きしていると明記したのは、こうした理由であって、オンライン、オフラインの両方で効率的に業務できるパワクラのようなPOSシステムは、現実的にはほとんどないというのが実情なのだ。

    かつてはパワクラ利用者のほとんどがアパレルだったが、現場の声を反映したきめ細やかな機能が支持され、現在ではバッグ・アクセサリー、スポーツ用品・アウトドア、コスメ・美容、雑貨、シューズ、中古販売店といった業種にもユーザーが増加している。また、実に65%が他社システムからの乗り換えであり、かゆいところに手が届くサービスが評価された結果と言える。

    乗り換えの際、わざわざJANコード規格に合わせる必要もなく、簡単に導入できるパワクラ

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